依存症 経過

2023年開幕から2ヶ月が過ぎようとしている

2017年の秋からは5年以上が経った

5年間わたしの時はずっと止まっていたのだが、最近ようやく時が動き出した気がする

4年弱市販薬で感情を麻痺させて生き延びてきた

薬が私を生かしてくれた

あの頃の私には薬が必要だった

誰も信じられなかった

人が怖かった

解決してくれるのは薬だけだった

私を生かしてくれた薬が副作用としてあらわれたのは、体への負担だけではなかった

沢山の友人や信頼、お金、時間を失った

薬にはざっと80万、ODをすることで荒れる胃腸の対策の薬代、解毒入院3.4回、だいぶ低く見積もって150万は消えた

薬を飲んでいると些細なことでイライラして、トラブルになることも多かった。それ故に大切だった親友に酷く当たり散らして散々傷つけて関係を破綻させてしまった。高校の頃からずっと支えてもらっていたのに。

親友だけじゃない、本当に沢山のものを失った

ここまで人を傷つけて迷惑をかけて、それでも薬を使って生きる必要があったんだろうかと思うことがある

傷つけてきた人々にはもう謝ることすらできないけど、これ以上誰も傷つけないで生きていく


わたしは

強くなると決めた


口だけではいくらでも言えるし、何度も頑張る宣言をしてきてその度に期待を裏切ってきた

だから今わたしが固い決意を持って明るい未来に向かって進んでいることをここに残そうと思った



私のことをよく知ってくれている、このブログを読んでくれている方たちは、私がどれだけ薬物に侵食されているか知っていると思う

飲んじゃった日は赤シール
飲まなかった日は(シラフの日)は青シール

青シールを連続で11枚貼れた
今日で12日目だ


ODをやめたい人には記録をつけることをおすすめしたい

話がごちゃごちゃしているのだが、本気で断薬を始めた理由を書こうと思う


断薬をしようと思った理由

①頑張っている人をよくみてモチベーションが上がった
→引きこもりの弟が住み込みで働き始めた
→妹が受験を頑張っている姿を見た
→尊敬できる生活スタイルをしている友人ができた

②記念日を区切りにしたいと思った
→先週誕生日を迎えた。迎えるにあたって新しい自分になりたいと思った


モチベーションが上がったから
区切りにしたいと思ったから

思うなんて簡単で難しいのは実行することだ

それを4年かかってようやくできた理由がある



断薬を始められた理由

①依存症のプログラムに通い始めた
→依存症専門のプログラムに定期的に通った(現在3ヶ月くらい)

②シールを貼ることで見える化した
→青シールを貼れる達成感があった

③薬を飲まないといられない根本の原因の治療
→カウンセリングに週一で通って、抱えている生きづらさやトラウマに焦点を当てて、記憶を整理していった
→そこから生まれた漠然とした自分への安心感、他人への安心感
薬がなくても大丈夫かも と思えた

デイケアに通い始めた
→①②③の過程があり、徐々に調子が良くなってデイケアに参加できるようになった
→そこでの人間関係や人と過ごす時間に励まされた



たかが12日断薬しただけで偉そうなこと言いすぎだけど、3日でさえ断薬できなかった私が12日断薬できているのは、自画自賛になるが進歩だと思っている

何より

やめなきゃいけないから やめよう

ではなく

やめたいから やめよう

という気持ちになれた



薬をやめてみた世界はあたたかった

辛いことを思い出しても「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と自分に優しくできる

薬が飲みたくなったら「1人でいると飲みたくなるから今から会いたい」と伝えられるし、それを受け入れてくれる人がいる

何気ないことに幸せを感じられる今と、ここまで支えてきてくれた沢山の人たちにありがとうを