愛が重すぎて飛べない

「私は愛が重すぎて飛べない」

と言った時

「安い詩人みたいなことを言うな」

と言ったあの人のことを思い出す。

 

もう二度と戻ることのできない高校時代。

一時間でいいからあの教室に戻りたい。

 

年齢的に大人になった今、あの人の国語の授業を受けることができたなら、感じることが当時とはきっと違う。

もっと真面目に勉強すればよかったと、よくありがちな後悔をしている。