「初めての入院」-開放病棟入院-

11月19日火曜日 入院初日
11時にきてということで、10時半に母の運転で出発した。保護してもらえるという安心感、初めての入院への不安。期待と不安が入り混ざっていた。

ちなみに開放(ストレスケア)病棟での入院希望だったが、ベッドの関係で数日間閉鎖で過ごしてもらうかもと言われていた、開放でありますようにと願って病院へ行った。

月曜日になんとか入院を決めたかった私は、入院先が決まらないことに対してイライラしていた。どうやら母は病院に「娘が入院が決まらなくてイライラしています」とでも言ったのか(想像)

私の主訴が「イライラ」になっていた。
先生には「えなさんはとてもイライラしているようだけど、病棟には不安定な患者さんがたくさんいます。他の患者さんにイライラしないで頑張れますか?」と言われた。

入院先が決まらないことにイライラしていただけで、日頃からずっとイライラしているわけではなかったが、説明するのも面倒臭く、イエスと答えただけだった。

結果開放病棟に入院決定。
採血、身体測定をして病棟へ入った。
ちなみに個室部屋。差額8,500円くらい。高…

入院するにあたり、採血、身体測定の他に、頭部CT、胸腹部レントゲン、心電図の検査も受けるらしい。この日は予約がいっぱいでこれらの検査は受けなかった。何も異常がないであろう頭部CTに胸腹部レントゲンなど、受けたくなかった。これ以上金をかけないでくれとばかり思っていた。ちなみに拒否すれば、検査しなくてもよかったらしい。この検査の話はまた後ほど。

入院診療計画書の症状の欄には「イライラ、睡眠障害、意欲低下」治療計画には「休息、薬物調整を中心に行います」と書かれていた。

ちなみに私の主治医はクリニックにいる。クリニックでは入院ができないということで、今回この病院にお世話になっている。薬は主治医の処方箋をメインに調整していくとのことだった。

初日の夜の服薬。一包化された薬を貰い、中身を確認すると、いつものパキシルが50mgではなく、25mgになっていた。デパスはなかった。デパケンか追加されていた。

パキシルの減薬と、デパケンの追加。特に初めましてのデパケンについては「気分の安定のお薬だよ〜」くらいの一言が欲しかった。何の薬かもわからず飲まされたことが不安だった。

翌日、看護師に『パキシルって減薬ですか?』と聞いた。50mgが25ngになっていたのは、どうやら先生の処方ミスだったらしい。
減らせるのであれば、この際減らしたいと思い、看護師に伝えた。

私の入院の想像?理想像?は、看護師が話を聞いてくれ、ヨシヨシされるものだと思っていた。先生は2.3日に1回くらい診にきてくれるのかなーくらい。

実際看護師は冷え切った態度。先生の診察は週に一度らしい。想像とのギャップがとてつもなかった。

環境の変化で、睡眠障害は酷くなった。寝付けなくて、頓服のルネスタ1mgを2回と、ソラナックス、計3回薬を貰いにナースステーションへ行った。寝付いても1時間で起きた。3時には覚醒して、起床の7時まで退屈で仕方がなかった。ちなみに密かに持ち込んでいたマイスリーデパスを貪った。それでも眠れなかった。

当たり前だが飯はマズイ。食えたもんじゃない。だいたいの食事に、醤油がついてきた。醤油で味付けしろと。醤油で食べる白米はむしろ健康に悪いのではないかと思った(苦笑い
ふりかけを買った。

2日目は2人部屋に移動した。個室の差額8,500円は辛かった。2人部屋では差額が3,300円。5千円浮いた。2日目で部屋移動をお願いしたことも、面倒臭い患者扱いされた原因になったと思う。

2人部屋でも問題なく過ごした。

起床!朝食!はい薬飲んで!
自由時間!
昼食!
自由時間!
夕食!薬飲んで!
消灯!就寝!はい寝て!

物理的に休める場所を確保できたのはよかったが、この病院でなくてもいいのではないかと考えた。

2日目の日中、弟に「部屋にあるマイスリーデパス2シートずつ持ってきてほしい」と頼んだら、父親が持ってきてくれた。不正に理解のある父でよかった((

2日目の13:30〜16:00の外出できる時間では、コンビニへ行って酒を買った。私は酒を飲むとすぐ顔が赤くなるタイプ。350ml缶を半分飲んであとは捨てた。

タバコについて。アイコスを普段吸っている。1日目の個室にはトイレがあった。そのトイレの換気扇の下で吸った。2日目の2人部屋にトイレはなかった。車椅子用のトイレの換気扇に目掛けて煙を思い切り吐いた。糞食らえ。タバコくらい吸わせろと思っていた。

2日目をかなり自由に過ごしたが、検査はいつだ???胸部のレントゲンに関しては、結核にかかっていた場合、病棟内での蔓延防止という理由だったらしいが、2日間をすでに病棟で過ごしていた。私が結核だったら、もう蔓延していただろう。

結局3日目にも検査はなかった。

2日目の夜も眠れなかった。4時に起きてそこからまた暇だった。前日と違い、2人部屋だった為、同室の人に迷惑をかけないように静かに過ごすのがしんどかった。

先生は相変わらず顔を見せることはなかった。不安なことだらけだったのと、薬のことで私は先生と話がしたかった。先生と話ができないのであれば、退院したかった。

3日目の朝、看護師に話をした。『先生とお話したいです』「今日は無理かな」『じゃあ、もし退院したいとなったらいつまでに言えば、翌日退院できますか?』「先生の判断になるから、先生と話をして決めてもらってね」『その先生とお話ができないから○○さん(看護師)に退院のことを聞いています』「わかった。午後に先生とお話できるように調整してもらうね」

いざ、先生とのお話。
パキシルの処方ミス、なんなら減薬したいと看護師に伝えたことを話された。
「減薬したいの?どうしたいの?」そんな威圧的に言わないで…『50から25になっていたので、減薬の方針なのかなって思いました。それがミスって後から知りました。できるなら減薬したいです』「わかった」
デパケン出た時も、いきなり出されて飲めってなって。せめて一言どんな薬か説明が欲しかったです』「えなさんは、物事を全部理解してからじゃなきゃ、何をするにも不安なのね。それなら毎回薬剤師出しますね」
私はただ一言「気分の安定剤だよ〜」くらいの説明が欲しかっただけなのに。薬剤師出せとまで言っていない。先生との意思疎通が難しかった。
それと、とにかく謝られた。威圧的な態度で謝られた。脳内がハテナだった。謝ればいいと思っているのか「ごめんなさいね不快な思いさせて」「今後は気をつけます」誠意のない謝罪。別に謝罪が欲しいわけではない。安心が欲しかっただけなのに。
ここまで威圧的&謝ればいいと思っているスタンスに私も腹が立ってしまった。『CTにレントゲンなど、検査ありますよね?それもいつするのかわからない。何もかもガバガバすぎる』

この先生は無理だ…と思い、あちらも同じように思っただろう。退院したいですと伝えた。先生も私を退院させたがっていた。面倒臭い患者認定ありがとうございます。

こうして翌日の退院が決まった。

「明日私いないから!じゃあ!」と診察は終わった。先生とはこの時から顔を合わせることなく退院した。

昼間に酒を調達いていた。あまりにも眠れない為、眠剤を酒で飲んでやろうという魂胆だった。どうせ明日には退院するしと思って、空いた缶はトイレのゴミ箱に捨てた。

酒のおかげでよく眠れた。
8時の朝食にも寝坊するくらいに眠っていた。

10時に母が迎えに来るということで、退院準備で荷物をまとめ、静かに眠っていた。

コンコン 「失礼します〜!みんなに聞いてるんだけど、トイレからお酒のゴミが見つかって飲んでないよね?」『え〜?飲んでないです(嘘)』

看護師たちは笑顔で退院の見送りをしていたが私には伝わっていた。早く帰れ!と思われていたことを。酒も私が飲んだと目星はつけられていただろう。

長々と書いてしまったが、私が嫌だったこと。
・何も説明がない(インフォームドコンセントとは)
・先生が威圧的
・先生が不在すぎる(診察週1)
・病棟自体が冷たすぎる
・流れ作業にされすぎた
・ワーカーさんだけが仕事ができる&突っ走ってしまう故に、先生看護師とワーカーの温度差がすごかった
・処方が気に食わなかった(デパス抜かれたり)
・根本的に処方量のミスやばくない?

ただ休息をとるという意味では良かった。人は良くなかった。安心を得ることはできなかった。

しかし結論、死にたい気持ちも、抑うつもよくなったので、まあいいかな〜と思っている。今後あの病院にお世話になることはないだろう。

退院してからの心境や、考えていることは次にまた書きます。

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